英国のEU離脱って?
英国の国民投票により、英国のEU離脱が決定しました。
EUを離脱することにより、英国は移民の受け入れを拒否できるようになります。
EU加盟国であれば、移民・難民の受け入れを拒否することができません。
移民受け入れによる税負担増に対して、国民がNoをつきつけたわけです。
しかしながら、その代償は高くつきます。
一番大きな影響は、ロンドンに拠点をおいている企業が撤退していくことが考えられます。
EU加盟国であるからこそ得られるメリットがなくなってしまうため、企業もロンドンに拠点を置く必要がなくなります。
結果として、多数の失業者が出ることが予測されます。
今回の選挙結果により、景気悪化が濃厚な英国の通貨であるポンドが暴落したわけです。
10年以上もの間相場で生き残り、今もなお利益を上げ続けている現役トレーダーである私の対応
今回の場合は、前もって国民投票の行われる時間がわかっていたため、当日の朝に裁量でシステムの運用を停止していました。
EU離脱は歴史上初めてのケースであるため、どの程度の値動きがあるのか想像がつかなかったというのが一番の理由です。
本来、システムトレーダーとしては、裁量ではなくシステム判断で、運用停止できるような売買システムにするべきです。
しかしながら、現時点においては、私のシステムもそのレベルまで到達していなかったということです。
システム停止していなければ、現時点で数百万円の含み益となっていましたが、一番大切なのは生き残ることですから。
ただ、今回の経験により、次EUを離脱する国が出てきた場合は、上手く対応できるよう売買ルールを磨いておかなければいけませんね。
少なくとも、今月一杯は為替の値動きが大きくなることが想定されますので、注意が必要です。
もし、あなたが今回のポンド暴落で損失を受けてしまったのであれば、その経験を次回どのように活かすかよく考えてみて下さい。