本日は、売買ルールを作るために必要な統計学の知識として、「大数の法則」についてお話しします。
あなたは「大数の法則」を知っていますか?
理数系だった方は、学生時代に「確率・統計」の授業で習ったことを覚えているかもしれません。
ウィキペディアなどで調べると、難しい解説が書かれていますが、要は、試行回数が増えれば増えるほど確率は収束するということです。
例えば、コインを10回投げたとします。
表が出る確率、裏が出る確率は共に50%ですが、10回程度の試行だと、偏りが生じます。
表8回、裏2回といった具合ですね。
しかしながら、コインを1万回投げ続けると、表が出る回数、裏が出る回数はかなり1/2に近づきます。
少なくとも、表8000回、裏2000回といった偏った結果になる確率は極めて低いです。
今回の話が、FXとどのようにつながるのかわかりますか?
「FXで売買ルールを作るために理解すべき「大数の法則」のポイント」は以下の2つです
1.売買チャンスを増やすことが大事
2.「大数の法則」を知っていると、メンタル的にも好影響がある
それでは、それぞれについて解説していきます。
1.売買チャンスを増やすことが大事
勝ち組FXトレーダーは「大数の法則」知っているために、売買チャンスを増やすことに意識を払います。
まず、前提条件として、勝ち組FXトレーダーは、例外なく自分の性格に合った期待値がプラスの売買ルールを持っています。
しかしながら、トータルで見た期待値がプラスであったとしても、連敗することはあります。
要は、期待値がプラスの売買ルールで運用していても、最初に連敗すると、トレード回数が少ない内はマイナスリターンになる場合もあるということです。
例えば、年に数回しか、売買チャンスがない売買ルールであれば、「大数の法則」が作用するほどの売買回数に達するまでに、多大な年月を要します。
しかしながら、一日に何度も売買チャンスがある売買ルールであれば、一年も運用すれば、相当数のトレード回数に達するため、ある程度「大数の法則」が作用し、期待値に近いトレード結果が得られるようになります。
勝ち組FXトレーダーは、安定したリターンを求めるため、なるべく早くバックテスト通りの運用結果が得たいわけです。
ですので、勝ち組FXトレーダーは、少しでも早く「大数の法則」を作用させ、バックテスト通りの結果を得るために、売買チャンスを増やすことを意識するわけですね。。
これが、一つ目の「FXで売買ルールを作るために理解すべき「大数の法則」のポイント」になります。
2.「大数の法則」を知っていると、メンタル的にも好影響がある
初心者は目先のトレードの勝敗に一喜一憂しますが、勝ち組FXトレーダーは、目先のトレードで連敗したとしても、そのうち「大数の法則」が働くことを知っていますので、さほど気にしません(もちろん連敗しない方が好ましいですが)。
期待値がプラスの売買ルールであれば、多少連敗したとしても、運用を続けてさえいれば
「そのうち確率が収束する」
ということを、身を持って知っているわけです。
ですので、多少連敗が続いたとしても落ち込むことなく、メンタル的にも平常心を保てるということです。
これが、二つ目の「FXで売買ルールを作るために理解すべき「大数の法則」のポイント」になります。
本日は「FXで売買ルールを作るために理解すべき「大数の法則」のポイント」についてお話ししました。
「FXで売買ルールを作るために理解すべき「大数の法則」のポイント」は
1.売買チャンスを増やすことが大事
2.「大数の法則」を知っていると、メンタル的にも好影響がある
の2つであるということを覚えておいて下さいね。