こんばんは、tomiです。
本日は、デイトレードやスイングトレードでの利益目標の意味、立て方についてお話ししたいと思います。
よくデイトレーダーやスイングトレーダーが利益目標は○○%ですと言った話をよく聞きます。
有名トレーダーが
「○万円を△年で×倍にした」
といった話をよくするのも、その要因かもしれません。
では、サラリーマントレーダーや初心者トレーダーは利益目標を立てる意味はあるのでしょうか?
もし、利益目標を立てる意味があるのであれば、どのように立てれば良いのでしょうか?
その答えの一つとして、勝ち組トレーダーである私が毎年意識している目標についてお話しします。
私が毎年意識している目標は
以下の通りです。
・生き残る事
・致命傷を負わない事
・年単位でマイナスにならない事
・最大ドローダウン15%以下
「あれ、利益目標が入っていないじゃん」
あなたはそう思われたかもしれません。
そうです、利益目標がないんです。
利益目標がない代わりに、損失に対する目標ばかりが並んでいます。
これは、利益をコントロールするよりも、損失をコントロールする方がはるかに大切だと私自身考えているからです。
イメージしてみて下さい。
あなたはローリスクローリターンの売買ルールで運用していたとします。
その場合、生じるデメリットとしては、大きなリスクを取らなかったばかりに、大きな利益を取り逃す可能性があるということです。
少々後悔を感じることはあるかもしれませんが、日々の生活には影響ないはずです。
逆に、あなたがハイリスクハイリターンの売買ルールで運用していたとします。
その場合、生じるデメリットとしては、上手くいかなかった局面で、致命傷を負う可能性があるということです。
その場合、トレードを続けられなくなったり、借金により日々の生活にも影響が出てくるかもしれません。
生き残ってさえいれば、必ずチャンスはある
上記でお話しした理由から、私は生き残ること、致命傷を負わないことを最優先に考えています。
「生き残ってさえいれば必ずチャンスはある」
このことを、サラリーマントレーダーや初心者トレーダーの方は肝に命じておいて下さい。
実際、相場に参加し続けてさえいれば、誰でも儲かるような相場に出くわすこともありますから。
では、残りの目標を見ていきましょう。
3つ目の目標は
・年単位でマイナスにならない事
となっています。
私は現在、会社員との兼業トレーダーですので、本業に影響が出ないトレード手法ということで、スイングトレードがメインになっています。
モニタに張り付かなくては行えないようなトレードは行っていないわけです。
そのため、スキャルパーやデイトレーダーほどトレード回数が取れないため、月単位ではマイナスになることもあります。
しかしながら、年単位で見ると、相当数のトレード回数が確保できるため、
「大数の法則」
が働き、年単位ではプラスになるはずだと考えているわけです。
→FXで売買ルールを作るために理解すべき「大数の法則」のポイント
実際、結果として、2009年以降マイナスになった年はありません。
サラリーマントレーダーや初心者トレーダーは、最大ドローダウン目標を立てよう
最後の目標として、
・最大ドローダウン15%以下
というのをあげています。
人によって感じ方は違いますが、私的には、最大ドローダウン15%でもリスク取りすぎだと考えています。
売買ルール自体は、最大ドローダウン10%以内で作成していますが、実運用の際は最大ドローダウン15%まで許容するといったイメージです。
最大ドローダウン15%が、運用停止するポイントになるわけですね。
これは、私の場合、本業による定収入があるため、許容できる最大ドローダウンになります。
専業トレーダーであれば、最大ドローダウン5%以内で売買ルールを作成し、最大ドローダウン8%突破で運用停止といった形になるかと思います。