本日は、FXの専業トレーダーに対する兼業トレーダーのメリットについてお話しします。
兼業トレーダーには、FXの専業トレーダーにはない、いくつかのメリットがあります。
FXの専業トレーダーに対する兼業トレーダーのメリットは以下の2つです。
1. 毎月の安定収入がある
2. 信用がある
それぞれ説明していきます。
1. 毎月の安定収入がある
FXの専業トレーダーに対する兼業トレーダーの一番のメリットは
「毎月の安定収入がある」
ということです。
毎月の安定収入があることの意味は、トレードで負け続けて、トレード資金がなくなってしまったとしても、これまでの生活を維持することができるということです。
ですので、兼業トレーダーは、FXの専業トレーダーよりも大きなリスクを取ることができます。
大きなリスクを取れるということは、大きなレバレッジをかけて、大きなリターンが狙えるということです。
私は、性格的にローリスクローリターン型の売買ルールを好んで使っていますが、専業トレーダーになったら、さらにローリスク型の売買ルールにしなければならないと考えています。
なぜなら、専業トレーダーでトレード資金を失ってしまうと、それは
「生活の破綻」
を意味するからです。
まだ若ければ再就職も可能ですが、それも40代以上にもなれば再就職も困難になり、非常に厳しい状況に置かれるわけです。
そういう状況を避けるためには、極限までリスクを低減する必要があるので、ローリスク型の売買ルールにする必要があるということです。
収入の面から言えば、私の場合、ローリスクローリターンの売買ルールのため、トレード収益は、まだ会社員の年収を超えてはいませんが、年によっては、本業の年収に近いくらい儲かることもあります。
要は、一般的な会社員の2倍近い収入があるわけです。
あなたは、今の2倍収入があったらどうしますか?
「高い車を買いますか?」
「ワンランク上のマンションに引っ越しますか?」
「海外旅行に行きますか?」
上記は全て間違いです。
上記のような浪費的なお金の使い方は、経費で落とせるレベルになってからするべきです。
私の場合、
「収入が増えて生活は変わったか?」
と聞かれると、ぞの答えは
「全く変わっていません(笑)」
というのが答えになります。
あまり夢のない話かもしれませんが、今の状況は、専業トレーダーもしくはアーリーリタイアへのステップだと捉えていますので、無駄使いするわけにはいきません。
儲けた分は、再投資に回して複利効果を得ることが、目標の早期達成に必要だと考えているからです。
私もまだまだ夢への途中段階ということです。
これが、一つ目の
「FXの専業トレーダーに対する兼業トレーダーのメリット」
になります。
2. 信用がある
次に、FXの専業トレーダーに対する兼業トレーダーのメリットは
「信用がある」
ということです。
「俺は信用なんて気にしない」
そういう方もいるかもしれません。
しかし、信用がないということは、日々の生活における様々な点でデメリットがあります。
仮に、あなたが、大企業の正社員や公務員だとしたら、
「信用」
は抜群です。
クレジットカードの作成や、住宅ローンも何の問題もなくパスすることができるでしょう。
しかしながら、専業トレーダーは信用という意味では、無職と大差ありません。
当然のことながら、クレジットカードや住宅ローンの審査もパスすることは困難でしょう。
これらに対する対策は、
「信用がある内にやっておく」
ということです。
信用がある内に、クレジットカードや住宅ローンの審査を終わらせた後に退職し、専業トレーダーになればよいということです。
そもそもが、専業トレーダーになろうとしているわけですから、トレード資金は潤沢にあるはずです。
カードやローンに頼らずとも、全てキャッシュで解決するのも一つの方法です。
さらに言うと、それくらいのレベルのトレーダーでなければ、専業トレーダーになる資格はありません。
遅かれ早かれ会社員に出戻ることになってしまいますので、それくらいの資金量になるまでは、専業トレーダーになるのはやめておいた方が無難です。
これは、専業トレーダーの世界がそんな簡単な世界でないことを知っているからこそ言っているわけです。
世界中の天才達が凌ぎを削っているわけですから、当然ながら、そんな簡単な世界ではありません。
あなたも、会社を辞め、専業トレーダーになる際には、くれぐれも慎重な判断で行うことをオススメします。
これが、二つ目の
「FXの専業トレーダーに対する兼業トレーダーのメリット」
になります。
今更言うことでもないかもしれませんが、
「専業トレーダー」
になることは簡単です。
会社を退職してしまえば、次の日からあなたも
「(自称)専業トレーダー」
を名乗ることは可能です。
あくまで、「自称」ですが(笑)。
しかしながら、一度専業トレーダーになってしまうと、その期間にもよりますが、失敗した後に、兼業トレーダー(会社員)に戻ることは困難です。
社会的に見ると、ただの無職なわけですから。
ですから、専業トレーダーになる際には綿密な計画を練り、絶対に失敗しない(絶対に再度会社員に戻る必要がない)確信を持って、専業トレーダーとしてデビューするようにして下さいね。