本日は、「FX勝ち組トレーダーが行う資金管理、たった4つのポイント・考え方」についてお話しします。
見落としがちかもしれませんが、エントリー、イグジットよりも重要なのが資金管理です。
資金管理によってリスク、リターンは大きく変わります。
「FX勝ち組トレーダーが行う資金管理のポイント・考え方」は以下の4つです。
1.生き残ることを最優先に考える
2.ポジションサイズを考える
3.最大ドローダウンは最重要
4.レバレッジを考慮した資金管理を行う
それぞれ解説していきます。
1.生き残ることを最優先に考える
いくら優れたエントリー、イグジットのルールを持っていても破産してしまうと運用が継続できません。
いかなる相場であっても、とにかく生き残ることを最優先に考えて下さい。
「儲けたい」よりも「致命傷を負わない」ことに重きを置いた資金管理を心がけて下さい。
生き残ってさえいれば、あなたの売買ルールにあった「儲けられる」相場は、そのうちやってきます。
特に、私のように、脱サラして、不労所得での生活を目標にしている方は、なおさらディフェンス重視の戦いをしなければなりません。
これが、1つ目の「FX勝ち組トレーダーが行う資金管理のポイント・考え方」です。
2.ポジションサイズを考える
ポジションサイズにより、リスク、リターンは大きく変わります。
勝っているときは大きく張り、負けているときは小さく張る均等ポジションサイズ戦略(常に資金のx%張る)が基本です。
最初の内は、自分が思っている半分位のポジションサイズで丁度いいと思います。
ちなみに、私が現在運用している株式の売買ルールでは、1銘柄のポジションは全資産の3%以下です。
それも、値動きの安定している東証一部で、日々の売買代金が大きい銘柄(一億円以上)に限定しています。
昔は新興市場もトレード対象にしていましたが、値動きが大きいため、どうしても資産曲線が荒くなり、ストレスを感じることもありました。
トレード対象を、東証一部の大型株に限定してからは、資産曲線が安定し、ストレスなく運用できています。
FXにおいても、GBR/JPY(ポンド円)は値動きが荒いためポジションサイズを小さくしたり、CHF/JPY(スイスフラン円)は値動きがおとなしいためポジションサイズを大きくするといった資金管理戦略も考えられます。
これが、2つ目の「FX勝ち組トレーダーが行う資金管理のポイント・考え方」です。
3.最大ドローダウンは最重要
いくつに均等ポジションを割り振るか考える上で、最重要なのが最大ドローダウンです。
個人的には、過去数年の最大ドローダウンの2倍のドローダウンを受けても、平常心を保てる程度のリスクに留めておくことが、生き残っていくために大切だと考えています。
仮に、50%のドローダウンを受けた時、元の資金に戻すために、どれだけの利益を出せばいいかわかりますか?
「50%損したのだから、50%の利益を出せばいいはず」と思っていませんか?
答えは×です。
50%のドローダウンを元に戻すには100%の利益が必要です。
最初100万円あって、50%のドローダウンを受けると、資金は50万円になります。
100万円 × 0.5 = 50万円
その後、50%の利益を得たとしても、75万円にしかなりません。
50万円 × 1.5 = 75万円
元に戻すには100%の利益が必要です。
50万円 × 2 = 100万円
そのため、最大ドローダウンは10%程度に抑えておくのが無難です。
これが、3つ目の「FX勝ち組トレーダーが行う資金管理のポイント・考え方」です。
4.レバレッジを考慮した資金管理を行う
レバレッジを使った運用を考えている場合は、レバレッジを考慮した資金管理を行う必要があります。
レバレッジとは、自分のお金を証拠金として預けいれることで、証拠金の数倍の金額の取引を行えるようになります。
国内の一般的な株式口座では3倍、FX口座なら25倍までのレバレッジを掛けることができます。
また、資金量が増えれば増えるほど資金管理戦略も広がり、より自由度の高い戦略を行えるようになります。
私の場合、レバレッジは使用していますが、資産変動を抑えた運用を行っていますので、レバレッジを掛けたからといって、急激にリスクが高まるようなことはありません。
しかしながら、最初から上手くいくことはありませんので、慣れるまではレバレッジを抑えて運用するのが良いと思います。
これが、最後4つ目の「FX勝ち組トレーダーが行う資金管理のポイント・考え方」です。
今日は「FX勝ち組トレーダーが行う資金管理、たった4つのポイント・考え方」についてお話ししました。
「FX勝ち組トレーダーが行う資金管理のポイント・考え方」は
1.生き残ることを最優先に考える
2.ポジションサイズを考える
3.最大ドローダウンは最重要
4.レバレッジを考慮した資金管理を行う
の4つであるということを忘れないで下さいね。